小さい頃病気がちだった私に母がよく折り紙を買ってきてくれました。
布団の中でやることがない私はあっという間に折り紙を使い切ってしまって………
ある日、折り紙を4分の1にすると小さくはなりますが沢山折れることに
気がついて折り紙を切って使うようになりました。
そこから、鶴を折る時にさらに4分の1にして計16分の1に
そのあと36分の1、更に64分の1…………と
小さな鶴を折るようになっていきます。
母は、呆れて全くこんなものゴミにしか見えないじゃない!と言っていました。
そして大量に作った小さな鶴を見て
「こんなもん沢山作ってなんになるのよ。こんなものでご飯を食べられるようななんかならないでしょ!」って
作ったところで何の意味も持たない者たちのように言われました。
あれから50年近くが過ぎて今
あの鶴達のおめかし版が羽ばたこうとしています。
金や銀色の鶴を小さな瓶に1羽ずつ詰めパッケージにしました。
宮島の一件の旅館から飛んで行くかもしれないのです。
世界へ
サンプル
夢が現実に近づいて来る。沢山の人達の手助けを借りて
人との繋がりが紡いで行く未来
何処へ飛んで行くのかな〜♪